シフト医師紹介

川上 大裕

集中治療専門医

​総合内科専門医

2009年 大分大学医学部 卒業

現在 神戸市立医療センター中央市民病院 集中治療部​ 所属

医師

1. T-ICUシフト医師としての活動のきっかけ

 名古屋徳洲会の勉強会に参加し、株式会社T-ICU代表の中西先生とお会いしたのがきっかけで、シフト医師として活動することになりました。

2. 集中治療医を目指した理由

​ 最初は、麻生飯塚病院で総合診療を学んでいました。その中でも重症の患者様を担当する部門ができ、急性期について特に関心が高まってきた頃に、intensivistという雑誌が創刊されました。当時は、内科系の医師が集中治療に専門的に取り組むという考え方が、まだ日本にあまり浸透していませんでした。雑誌では、アメリカで集中治療を学んだ医師が実践する重症患者の管理について紹介されており、内科を学ぶ医師として大変興味深いものだと感じて、医師5年目にして、集中治療の道に進むことを決めました。

3. T-ICUに協力しようと思った理由

​ 集中治療はまだ新しい分野であり、世の中に浸透しておりません。若い世代の医師においては、2004年より、研修医は卒後2年間をかけて様々な診療科をまわるというスーパーローテート方式が取り入れられたため、専門分野として集中治療というものが存在すると認識するレベルにやっと到達したところのように思います。研修後も、一度学んだ知識や技術はアップデートしなければいけないのは言わずもがなで、私もたくさんの診療科を回りましたが、その頃学んだ抗がん剤の知識などは、今はもう通用しないと感じます。私も含めて、医師は皆、自身の専門分野について日々学ぶことが精一杯です。集中治療医のいないICU、病院の医師の皆さんは、集中治療について専門ではないにも関わらず重症の患者さんを診療しなければいけない。それは大変な負担になっていると思います。現場の医師の負担を減らすためにも、力になりたいと思っています。

 T-ICUに出会うまでは、現場の先生方により分かりやすく重症患者管理について教育をする事が、集中治療を広める術だと考えてやってきました。FCCS※1(Fundamental Critical Care Support)のようなものがそれに当たると思います。今でも教育は大切だと考えていますが、実際に遠隔で現場の先生方のサポートが出来るのは大変やりがいがありますね。

4. サービスをどういった形で利用して頂きたいか

​ 私の勤めている神戸医療センターは、日本の中では歴史のあるICUで、手術の後や重症の患者さんを集中治療専門医が診療するのが当たり前になっています。もちろん人の入れ替わりはあるので、クローズドICUの経験がない病院から来た先生は少し驚かれる方もいるかもしれませんが、ここでは重症患者さんは集中治療専門医が診ることが当たり前になっています。専門医の数が少なすぎるので、このシステムを全国で導入するには遠隔の力が必要です。T-ICUを是非そういった形で利用してもらいたいですね。

5. ​対応において心がけていること

​ まず、相手の状況を理解する事に努めています。相手も私の事が分からないと思うので、相手にとって突拍子もない提案はしないようにしていますね。でも、患者様をよくしたいという思いはお互いの大前提なので、そういった観点から新しい治療の提案をする事はあります。

※1FCCSFundamental critical care support

FCCSコースは、米国集中治療医学会(SCCM:Society of Critical Care Medicine)が行っているoff the job training course の一つ。主に集中治療を専門としない医療従事者を対象に、講義とSkill Stationからなる2日間のコース

http://ccpat.net/fccs_pfccs_fdm/fccs/

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